· 

楽観主義と悲観主義

「楽観主義と悲観主義」って言うとお堅いカンジがしてしまいますが…

楽観主義者の脳、つまり思考と悲観主義者の脳を
脳科学と心理学を混ぜた視点から解説している番組が昔NHKでありました。

人の思考は認知バイアス=思い込みによる物事の受け取り方によって
楽観的 あるいは 悲観的な思考になります。


この認知バイアスは
その人の生まれ育った環境・生活環境・社会環境など
あらゆる環境から影響をうけ性格・習性として刷り込まれているものです。


悲観する場合、ネガティブな自己バイアスがかかっているため
何をするにも批判的・悲観的な認識をしてしまいます。

でもこの悲観的な思考というのは
人が生きていく上ではとても重要なものでもあります。
危険か危険ではないかの判断をするのもこの悲観的な部分だからです。

それがいきすぎると何かにつけ悲観的・否定的になってしまい
常にネガティブで後ろ向きな思考パターンを取ってしまう事になります。


では。
楽観的な思考だけで生きていると楽しいか?!
と言うと、そうでもないです。


地に足がついていない状態での楽観主義は
自己の成長には直接繋がらないと言えるからです。


理想的な楽観主義は現実的に目的・目標を持ち、人生に力を注ぐ事です。


ポジティブな思考をしていればポジティブな人生になるわけではない
という事です。

ポジティブな思考をし、そしてそれを行動に移すことが重要です。


また
何かに取り組むんだ時には成功ばかりではありません。

思ったことと違う結果になったり
予想外の出来事が起こるのは当たり前です。
結果が出ないとき、
目標を達成できないとき、
或いは困難が訪れたときに
いかに諦めず、根気強く、
取り組み続けられるかも重要なポイントです。


続けるためには粘り強さが必要なわけですが、
その強さは「できるはず!!」という意志の強さも必要です。

つまり
自分の人生を自分で生きているかどうかということも
楽観主義の大きな要素になります。


自分で自分をコントロールできている
実際に感情や行動をコントロールできている、ということが
壁にぶつかった時に諦めず、打開策を探して取り組み続け
また、他者に協力を頼んだりする
前向きな姿勢を保ち続けることに繋がります。
 

 他人が自分の事をどう思っているかはどうでもよく、
他人からの期待に「応えなければ」 という考えは必要ないのです。


他者との比較をやめ、
自分に正直になることが現実的な楽観主義思考へとつながり
人生を健全に幸せに過ごすことができる…のではないでしょうか。